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iPhoneでPDFに文字を追加して署名し、そのまま返送する方法

公開日 · 13分で読めます
窓際の明るい机の上で、印刷された書類の上にiPhoneを持つ両手。紙の横にはペンが置かれている

iPhoneでPDFを編集するにはどうすればいいですか?

エディタでPDFを開き、ページの上に文字を入力、署名、書き込みをします。「ファイル」Appの無料の「マークアップ」では、テキストボックス、手書き、保存した署名を追加できます。MRSのようなPDF編集アプリなら、7種類のフォント、12〜48のサイズ、画像、ページの追加、使い回せる署名が使えます。保存したらファイルを確認し、共有します。

ポイント

  • スマートフォンでのPDF編集は、ほとんどが「文字を入力する」「署名する」「印を書き込む」の3つの作業です。
  • 名前、日付、金額など正確に読まれるべき情報は入力し、署名は署名欄だけにします。
  • 「ファイル」Appの「マークアップ」なら無料で文字と署名を追加できます。PDFエディタではフォント、サイズ、画像、ページの追加も使えます。
  • スマートフォンのエディタはページの上に内容を追加するもので、PDFの元の文章を書き換えるものではありません。
  • 送信する前に保存したPDFをもう一度開き、記入した欄をすべて拡大して確認します。

大家さんや子どもの学校から「記入して今日中に返送してください」とPDFが届いたのに、手元にはiPhoneしかない。iPhoneでPDFを編集する作業は、文字を入力する、署名する、書き込むという3つの小さな作業に分けられ、それぞれ1分ほどで終わります。この記事では、印刷したように見えるPDFへの文字入れの方法、署名する場所、そしてすでに持っているツールでiPhoneのPDFを無料で編集する方法を紹介します。

iPhoneでのPDF編集がほかの書類と違う理由

iPhoneでPDFを編集するとは、完成したページの上に内容を重ねることです。PDFはレイアウトが固定された形式だからです。PDFはレイアウトが固定された完全な文書を表す形式で、文字、フォント、画像の位置が決まっており、どの画面でも同じように表示されます。そのため、PDFはあなたのスマートフォンでも相手のノートパソコンでも同じ見た目で開きますが、Wordファイルのように段落を打ち直すことはできません。

スマートフォンのエディタはこの仕組みに合わせて作られています。新しい文字、手書き、画像、署名をページに配置でき、元の文章には手を加えません。フォーム、手紙、賃貸契約書、学校の同意書など、多くの人が受け取る書類なら、それで十分です。

3つの作業:入力、署名、書き込み

スマートフォンでの編集は、ほぼすべてが次の3つの作業のどれかです。

  • 入力: ページに文字を入れます。名前、住所、日付、金額、フォームの質問への回答などです。
  • 署名: 書類が求める場所に手書きの署名を配置します。
  • 書き込み: 手で印を付けます。チェックボックスへのチェック、選択肢を囲む丸、メモへの矢印などです。

大切なのは、ページの各欄に合った作業を選ぶことです。入力した署名は署名していないように見え、手書きの住所は雑に見えます。欄に合わせて作業を選べば、きちんと机で仕上げた書類のように見えます。

iPhoneの横で紙の上に置かれた万年筆、スタイラス、無地のキーキャップ。万年筆、スタイラス、キーはそれぞれ署名、書き込み、入力を表している
iPhoneの横で紙の上に置かれた万年筆、スタイラス、無地のキーキャップ。万年筆、スタイラス、キーはそれぞれ署名、書き込み、入力を表している

iPhoneでPDFを編集する方法(手順)

iPhoneでのPDF編集は、どのエディタでも7つの手順です。ここでは、iOS 16以降で使えるiPhone用PDFエディタのMRSを例にします。

  1. PDFをアプリに取り込みます。 添付ファイルを「ファイル」Appに保存し、MRSの「ファイルを読み込む」で取り込みます。紙しかない場合は、先にスキャンします。光、角度、端の合わせ方はiPhoneでのスキャンのガイドで解説しています。取り込んだPDFのページはそのまま保たれます。
  2. 最初の欄を拡大します。 記入したい線が画面に大きく表示されるまでピンチで拡大します。縮小したまま文字を置くと、ずれる原因になります。
  3. 文字を入力します。 テキストツールを選び、場所をタップして入力します。MRSでは7種類のフォント(Helvetica、Times New Roman、Georgia、Avenir Nextなど)、12〜48のサイズ、9色が使えます。黒のHelvetica、サイズ12なら、ほとんどの印刷されたフォームになじみます。
  4. 署名を追加します。 指で、黒か青のインクで一度だけ書きます。MRSは最新の5つの署名を保存するので、次の書類は2回タップするだけです。署名が線の上に収まるまで、移動、サイズ変更、回転をします。
  5. 小さな印を書き込みます。 チェック、丸、ボックス内のイニシャルには描画ツールを使います。細いブラシと濃い色を選びます。チェックを違うボックスに付けてしまったら、消しゴムで自分の線を消せます。
  6. 足りないものを追加します。 会社のロゴや印影などの画像を挿入したり、領収書のコピーなど追加の用紙を求められたときに白紙ページや写真ページを追加したりします。
  7. 保存して共有します。 保存すると、文字、手書き、画像、署名がPDFに書き込まれ、どのPDFアプリでも同じように表示されます。そのあと、「メール」、「メッセージ」、AirDrop、「ファイル」で共有します。

MRSでスキャン・署名・検索

自動で端を検出するスキャナ、検索できるPDFを作る文字認識(OCR)、PDF編集、保存した署名をiPhoneで。ページは端末内に保存されます。

よくある失敗:文字が浮いてしまう

文字が線の上に浮いていたり、印刷されたラベルに重なったりするのが、いちばんよくある問題です。通常の表示倍率でテキストボックスを置き、拡大して確認しないと起こります。

入力したら、印刷された線が画面の3分の1を占めるくらいまで拡大し、文字が線の1〜2 mm上に来るようにボックスをドラッグします。署名も同じです。いちばん下の線が署名欄の線に触れ、その下の文字には触れないようにします。

「ファイル」Appの「マークアップ」とPDF編集アプリの比較

無料の選択肢は、すでにiPhoneに入っています。Appleの「ファイル」AppはPDFを「マークアップ」で開けます。Appleのガイドではフォームへの記入、書類への署名、署名の作成の方法が説明されています。空欄をタップして入力する、連絡先カードから自動入力する、テキストボックスを追加する、iPhoneが次回のために保存する署名を追加する、といった操作です。「マークアップ」のテキストツールでは、テキストボックスのフォント、サイズ、色を変えたり、図形やステッカーを追加したりもできます。

作業「ファイル」Appの「マークアップ」(iOS標準)MRS(iPhone用PDF編集アプリ)
文字の追加空欄のフォームをタップ、またはテキストボックスを追加。フォント、サイズ、色ページのどこにでも文字を配置。7種類のフォント、サイズ12〜48、9色
署名指で書く。次回用に保存、複数の署名に対応指で書く、黒か青のインク。最新の5つを保存。移動、サイズ変更、回転
手書きと印ペン、蛍光ペン、図形指で描く、6色とカスタムカラー、複数のブラシの太さ、消しゴム
画像とページステッカー画像やロゴを挿入。白紙ページや写真ページを追加
紙からPDFへ「ファイル」で開いたPDFに使用文字認識付きのスキャナーを内蔵。スキャンした書類の中の言葉を検索可能
料金無料無料でダウンロード。Premiumの料金はアプリ内に表示

どちらを選ぶか

PDFに本物の入力欄があり、一度だけ記入すればよいなら、「ファイル」Appの「マークアップ」を選びます。iPhoneでPDFを無料で編集するいちばん早い方法です。書類への記入や署名をよくする場合、入力欄のないスキャンPDFの場合、紙と署名済みのコピーを1つのライブラリにまとめたい場合は、PDF編集アプリを選びます。MRSなら、紙をスキャンし、文字を入れ、署名し、保存し、あとで中の言葉から探す、という流れを1台のiPhoneで完結できます。

入力、署名、書き込みの使い分け

ルールは簡単です。正確に読まれるべき情報は入力し、法律や送り主が求める場所には署名し、手書きは小さな印だけにします。

入力するのは、名前、住所、日付、口座番号、金額です。入力した文字はどれだけ拡大してもくっきりしていて、受け取った人が7を1と読み間違えることもありません。小さな画面に指で書く文字は時間がかかり、読みにくくなります。住所を1文字ずつ手書きするのは典型的な失敗です。

署名するのは署名欄だけにし、そこに名前を入力してはいけません。署名すべき場所に入力された名前があると、署名していないと受け取られます。

手書きの署名は、あなたの筆跡の画像をページに配置したものです。電子署名は法的な概念であり、証明書ベースのデジタル署名はそれとは別の暗号技術です。日常的なフォームは通常、手書きの署名を受け付けます。契約書で証明書ベースの署名を求められた場合は、送り主が指定するサービスを使います。

書き込むのは、チェック、丸、イニシャルです。チェックボックスには「X」を入力するより手書きのチェックのほうが見やすく、「はい」をさっと丸で囲むほうが文字のメモより分かりやすくなります。

印刷されたフォームに文字を合わせる

欄のまわりに印刷された文字を見れば、合わせるべきサイズとスタイルが分かります。ほとんどのフォームは10〜12 ptの文字を使っているので、MRSの最小サイズである12から始め、大きな欄のときだけサイズを上げます。

書類全体で1つのフォントを使います。新しいフォームにはHelvetica、古い手紙や契約書にはTimes New Romanが合います。フォームが青インクを指定していない限り、色は黒にします。青を使うのは、ふつうは署名だけです。

入力する文字は、すべて同じ左端にそろえます。名前、番地、市区町村のように欄が縦に並んでいる場合は、それぞれの回答をラベルから同じ距離で書き始めます。30秒でできて、ページがパソコンで作成したように見えます。

印刷されたフォームの横でiPhoneの画面を指でタップしている様子。フォームの1行に沿って細い水色の線が引かれている
印刷されたフォームの横でiPhoneの画面を指でタップしている様子。フォームの1行に沿って細い水色の線が引かれている

編集したPDFを送る前に確認する方法

2分間の確認で、相手に届く前にほとんどの問題を見つけられます。編集画面の外で保存したファイルをもう一度開き、次の点を確認します。

  • すべての欄が埋まっている: 署名の横の日付も含め、すべての質問に答えましたか?
  • 文字が線の上にある: 拡大したとき、各回答が印刷されたラベルに触れずに線の上にありますか?
  • 署名が正しく配置されている: 署名は署名欄にあり、大きさは適切で、署名が必要なすべてのページにありますか?
  • ページの順番が正しい: 領収書のコピーなど追加したページは、送り主が期待する位置にありますか?
  • 別の画面でも読める: 「メール」や「ファイル」Appから開いても、同じように表示されますか?

実践的なテスト:受け取る人になったつもりで読む

受け取る人になったつもりで読むとは、完成したPDFをまず自分に送り、大家さんや学校の事務室と同じように、通常の大きさで上から下まで読むことです。

回答を読むのに拡大が必要なら、文字が小さすぎます。回答が窮屈に見えるなら、ボックスがラベルに近すぎます。一度直して保存し、本番のメールを送ります。

iPhoneでPDFを編集するときのよくある間違い

  • 間違い:署名の代わりに名前を入力する。 署名していないように見えます。署名ツールで一度書いておけば、保存したものを次から素早く使えます。
  • 間違い:指で文字を手書きする。 時間がかかり、読みにくくなります。イニシャルより長いものはテキストツールで入力します。
  • 間違い:縮小したまま文字を置く。 ボックスが数ミリずれます。文字を置く前に、欄ごとに拡大します。
  • 間違い:フォントやサイズを混ぜる。 1枚のフォームに3種類のフォントがあると、間に合わせに見えます。フォントとサイズを1つずつ決めて統一します。
  • 間違い:ファイルを開き直さずに送る。 日付の書き忘れや、別のページに置いたボックスがそのままメールで送られてしまいます。保存したPDFを開き直して、先に確認します。

例外:文言を変更したいPDF

文言を変更したいPDFとは、空欄を埋めるのではなく文章を変える必要があるものです。たとえば、契約書の日付の誤りや請求書の誤字です。スマートフォンのエディタはページの上に内容を追加するもので、PDFの元の文章は書き換えません。

古い文言の上に白いボックスを置き、その上に新しい文字を入れると、画面上はきれいに見えることがあります。しかし、古い文言がファイルの下に残っている場合があります。正しい対処は、送り主に修正したPDFを依頼するか、元の書類(Word、Pages、請求書作成ツールなど)を編集して新しいPDFを書き出すことです。

PDF編集のチェックリスト

  • 欄ごとに正しいツール: 事実は入力、署名欄には署名、チェックや丸は手書き。
  • フォントとサイズは1つずつ: フォームに指定がなければ、シンプルなフォントで黒の12 pt。
  • 拡大して配置: 拡大表示で、すべての回答と署名が線の上にある。
  • 署名を保存: 一度書いて、すべての書類で使い回す。
  • 開き直して確認: iPhoneから送る前に、保存したPDFをもう一度読む。

毎週のように書類に記入して署名するなら、紙、編集したPDF、署名を1か所にまとめておくと便利です。MRSならiPhoneでそれができます。ダウンロードする、ホームページですべての機能を見る、MRSの開発者について読む、またはサポートページで質問してください。

よくある質問

iPhoneでPDFを無料で編集できますか?

できます。「ファイル」Appには無料の「マークアップ」機能があり、空欄のフォームへの入力、テキストボックスの追加、手書き、保存した署名の追加ができます。PDF編集アプリではフォント、サイズ、ページ操作がさらに充実します。MRSは無料でダウンロードでき、料金はアプリ内に表示されます。

iPhoneでPDFに文字を追加するにはどうすればいいですか?

エディタでPDFを開き、テキストツールを選んで、ページ上の入力したい場所をタップして入力します。サイズは印刷された文字に近いものを選びます(多くのフォームは10〜12 pt、MRSの最小サイズは12)。そのあと、ボックスをドラッグして線の上に合わせます。

iPhoneでPDFにもともとある文字を変更できますか?

「マークアップ」やMRSなどのスマートフォン用エディタは、ページの上に新しい内容を追加するもので、PDFにすでにある文章は書き換えません。手紙や契約書の文言を変えたいときは、送り主に元の書類を依頼するか、パソコンで元のファイルを編集します。

iPhoneで手書きした署名は法的に有効ですか?

手書きの署名は、あなたの筆跡の画像をページに配置したものです。日常的な書類の多くはこれで受け付けられます。契約書で証明書ベースのデジタル署名を求められた場合は、送り主が指定する署名サービスを使ってください。

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